
会社が大きくなればなるほど会社を維持するコストも上がっていきます。
人件費も上がるし、物販であれば工場や倉庫も増やさなければなりません。
大型株は何もない状態から時間をかけて地盤を固め、ビジネスの手法を考え、販路を切り開き、インフラを整えてきました。
一方で、後発である新興株は大型株がつくってきたレールに乗っかり、大型株よりも速いスピードで成長できます。
例えば「電話」は、既存企業であれば電話線を維持するコストがかかります。
しかしこれから電話線のない地域に電話を普及させようと思うと、携帯電話のほうが早く普及します。
ネットとスマホがすでに普及していれば、後発の新興企業はアプリを開発して通話ができる仕組みを作り出そうとします。
このように基本的に後発のほうが資金効率が良く、安いコストで参入できます。
ただし、大型株はこれまでの資金力にものを言わせて、儲かっている新興企業を買収するという選択肢もあります。
リスクが大きい新規開拓は新興企業に任せ、うまくいけば買収を持ちかける。
そういう面からも
大型株=安全
新興株=リスキー
というイメージがあります。
ちなみに漫画では「新興株は大きなマイナスを出せば即死」みたいに描いていますが、どんなにマイナスを出しても意外としぶとく生き残っています。
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