株はアイドル理論:第56話「大型株と新興株3」

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会社が大きくなればなるほど会社を維持するコストも上がっていきます。

人件費も上がるし、物販であれば工場や倉庫も増やさなければなりません。

大型株は何もない状態から時間をかけて地盤を固め、ビジネスの手法を考え、販路を切り開き、インフラを整えてきました。


一方で、後発である新興株は大型株がつくってきたレールに乗っかり、大型株よりも速いスピードで成長できます。

例えば「電話」は、既存企業であれば電話線を維持するコストがかかります。

しかしこれから電話線のない地域に電話を普及させようと思うと、携帯電話のほうが早く普及します。

ネットとスマホがすでに普及していれば、後発の新興企業はアプリを開発して通話ができる仕組みを作り出そうとします。

このように基本的に後発のほうが資金効率が良く、安いコストで参入できます。


ただし、大型株はこれまでの資金力にものを言わせて、儲かっている新興企業を買収するという選択肢もあります。

リスクが大きい新規開拓は新興企業に任せ、うまくいけば買収を持ちかける。

そういう面からも

大型株=安全

新興株=リスキー

というイメージがあります。


ちなみに漫画では「新興株は大きなマイナスを出せば即死」みたいに描いていますが、どんなにマイナスを出しても意外としぶとく生き残っています。

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株はアイドル理論:第55話「大型株と新興株2」

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年金、保険、銀行など大きなお金はただ蓄えられているわけでなく、株、債権などで運用されています。
この大きな資金の運用を任された人達を機関投資家と言います。

機関投資家は個人投資家と比べ、運用する額がケタ違いです。


機関投資家は大型株や東証1部の株を運用の対象にします。

理由としては

○実績があり、資産が豊富なので倒産する心配がない。

○株の発行枚数が多いのでまとめて買いやすい(or売りやすい)。

○多くのアナリストたちが企業分析しているので、株価が適正価格に収まっている。


それと機関投資家は小型株を買えない事情があります。

小型株は発行株数が少ないので、機関投資家が買うとそれだけでストップ高を起こし、割高株になってしまいます。

そもそも業績の安定しない信用の低い新興株は候補からは外れてしまいます。



個人投資家はその逆で中小株を買う傾向があります。

理由として

○急成長が狙える

○株の発行枚数が少ないので株価が乱高下する

○優待に力を入れている企業が多い


機関投資家は大型株を長期投資で運用して安定した収益を狙いたい

個人投資家は配当や優待を狙いつつも、含み益が出れば譲渡益も狙う、それゆえに短期~中期での取引が多い。

このような背景を理解して配当を上げたり、優待を新設した入りする会社がある一方で、株主還元を一切しない小型株もあります



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株はアイドル理論:第54話「大型株と新興株1」

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大型株と新興株の関係をオタク的に例えると

大型株はドラゴンボール、ワンピースなどの長期連載の漫画

新興株は1~3巻しか出ていない新連載漫画です。


皆さんは友達から「20巻を超える長期連載漫画」と、「まだ1巻しか出ていないけど面白い漫画」を勧められたら、どちらを選びますか?


長期連載されるということは、ある程度の面白さが保障されています。

展開が多少マンネリしても、根強いファンがついているので途中で打ち切りになることはないでしょう。


連載したばかりの漫画は、今後人気が続くのか、作者が連載を続けられるのか、多少不安要素があります。

一方で、読者としては「自分だけが存在を知っている優越感」だったり、今後も連載が続けば「あのとき目をつけていた俺の目は確かだった」と威張れるかもしれません。


投資は人気が上がるほど株価が上がります。

長期連載漫画に投資するなら中だるみして人気が落ちている時が買い時です。

今後展開が再び盛り上がれば価値が上がります。

新連載の漫画は判断する基準がありませんので、当たり外れが大きい。

例え自分自身は面白いと思っても、それは個人の感想でしかないわけです。

それゆえに「口コミ」「地位のある人からの推薦」「画力等の目に見える実力」を吟味して「これはヒットしそう」と判断するわけです。


大型株は多くの機関投資家、アナリスト達に常に分析されています。

それゆえに株価が適正になりやすく、何かサプライズが起きた時に修正されていきます。



新興株では「今流行りのテーマ」「新技術」「画期的なサービス」が注目される傾向があります。

ただそういった新興株は期待値が先行して高値が付いている場合がほとんどです。

対して、注目される要素はないけど確実に利益を増やしている新興株は狙い目です。

配当、優待、自社株買いなど株主還元を始めた途端に注目を浴びることが多いです。

株主還元を始める前に、株価が割安で放置されている時に買う。

ただしこれも「いつまでも株主還元をしない会社」というババを引いてしまうこともあります。


【お勧め書籍】

こういう本がもっと出てほしいです。


証拠金取引の失敗で得た教訓

GW真っただ中、皆様はどうお過ごしでしょうか?


こちらはFXでランド円が急落して胃の痛い休みとなりました。

昨日、損切りして胃の痛みは治まりました。

31万の損失確定。

FXの授業料としてこの程度で済んでよかったと思っています。

※ちなみに株の時の授業料(最初の大きな損失)は20万でした。

FXにしろ株にしろ、失敗を通して学んだことがいろいろあります。

大きな失敗からしか得られない教訓もありました。



今回は自分の忘備禄を兼ねて書きます。

証拠金取引は信用取引と同じ仕組みなので、株しかやったことがない人にも参考になると思います。


以前紹介した本、「あやしい投資に乗ってみた」という本でFXのスワップで配当金生活を目指して失敗したという話がありました。

※以前紹介した記事


これに興味を持ち調べてみると、スワップ金利の高さに驚きました。

アフリカの通貨なら金利が高く、100万円分持っているだけで年間5万円の金利がつきます。

しかもレバレッジが無料でかけられるので、レバレッジ5倍で500万円分の通貨を借り、金利を得ることができます。

これが証拠金500万円なら500万×5倍×5%=125万円


これが本当なら、現時点で配当金生活できるだけの収入が得られる。

それを知ってしまうと、実験せずにはいられませんでした。


含み益が出て利回りの下がった株を売却して200万円ほど用意しました。

あと給料を注ぎ込んで260万円まで達しました。


証拠金260万円でも、レバレッジ6~7倍で毎日3000円のスワップ金利が入ってきます。

これがそのまま続けば年間で109万円となります。

ただ、どこまでのレバレッジが安全圏なのか掴めませんでした。

ネットの情報から、3倍までは安全圏、7倍ぐらいまではミドルリスクと判断しました。


そして今回のランド急落で今までにない恐怖を味わいました。

株はどんなに下がっても、例え1日で50万円下がって恐怖感はありません。

「株の価値が下がっても配当金が下がらなければOK」と考えているからです。

しかし証拠金取引の場合は、証拠金分の損失を出したら退場となるルールです。

単純に考えると、100万の場合、

レバレッジ2倍で通貨が2分の1(50万)になるまで耐えられる

レバレッジ3倍で、通貨の3分の2(66万)になるまで耐えられる

レバレッジ7倍だと、通貨の7分の6(86万)になるまで耐えられる

86万円を下回った場合、証拠金は全額没収されてしまうわけです。(実際は強制ロスカットがあるので若干残る)

ランドは1通貨9円なのでレバレッジ7倍の場合、1.2円下がったらアウトです。

今回これがGWの週で0.4円下落しました。

急落と停滞が交互に来たので、7倍になるまでナンピンしていた自分は完全にリスクオーバーしていました。

もう1~2回急落が来たらロスカットにリーチがかかります。

しかも株と違って利回りが下支えになるということが起きないFX。

多少証拠金を注ぎ込んでも、大きなが下落が一瞬でも起きたらロスカットされる。(一瞬だけ下げてすぐに元に戻ることがよくある)

一瞬で資金が0になる。

そんな恐怖感に耐えられず、安全圏の3倍になるまで、まとめて手放しました。


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振り返って反省点を挙げると

○最初は安全圏で取引しようと思っていたのに高スワップ金利の誘惑され、徐々にレバレッジを上げていた

○乱高下するので売却益でもそこそこ稼いでいました。
それゆえ、「下がったら売却用に購入」という選択を取ったため、さらにレバレッジが膨らんだ。

○260万でレバレッジ7倍ということは資金1820万円の取引をしている状態と同じです。
なので1日で20~30万の下落が起き、月々の給料では補填できない損失が一気に発生します。
1か月分の給料を注ぎ込んで証拠金が多少増えたとしても焼け石に水の状態になります。


株でもそうですが100万円の資金で取引しているうちは1日の資金値動き幅は数千円、500万円で数万円、1000万円を超えると数十万の値動きになってくる。

現物取引ではいくらマイナスを出してもどうともありませんが、証拠金取引の場合はそれが命取りになる。

それゆえに扱う資金が大きくなればなるほど、相場が急変した時に動かせる現金をある程度持っておく必要がある。

これまでは「何かあったら次の給料を注ぎ込めばいい」とか「現金を残すぐらいなら高配当で安定した株に変えていたほうがいい」と思っていました。

この先は「現金をある程度確保する」「レバレッジを常に安全圏内に収める」と意識を変えていく必要があると感じました。


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posted by 夏目しおん at 17:27Comment(0)日記
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